プラグインなしでできる!kintoneアプリの簡単活用術2
2025年4月7日【kintoneの簡単活用術】
ルックアップで連携!注文管理アプリの作り方
kintoneは業務アプリをノーコードで作成できる便利なプラットフォームです。本記事では、営業支援パックで事前に用意された「顧客情報」や「案件情報」を、注文管理アプリに『ルックアップ機能』で紐付ける方法を紹介します。
1. kintone「ルックアップ」機能とは?
ルックアップとは、他のアプリのデータを参照して値を取得できるフィールドです。これにより、案件情報や顧客名を入力せずとも、自動で呼び出すことができます。
2. 注文管理アプリの作成手順
以下の手順で「営業支援パック」の情報をルックアップして利用する注文管理アプリを作成します。
Step 1:アプリを新規作成
1. kintoneにログインし、[+アプリを作成] をクリック
2. [はじめから作成] を選択
Step 2:フォームを作成
[フォーム] 編集画面で、以下のようにフィールドを追加します。
フィールド種類 | 用途 |
---|---|
文字列(1行) | 注文ID |
ルックアップ | 案件名(案件管理アプリと連携) |
文字列(1行) | 注文ID |
日付 | 注文日 |
ドロップダウン | ステータス(未処理/処理済など) |
文字列(1行) | 顧客名 |
文字列(1行) | 部署名 |
文字列(1行) | ご担当者 |
数値 | 金額 |
Step 3:ルックアップフィールドの設定方法
顧客IDのルックアップフィールドをダブルクリックして、以下の内容を設定します:
- 参照先アプリ: 営業支援パック内の「案件管理」アプリ
- 検索するフィールド: 顧客ID
- コピーするフィールド: 顧客名、住所、電話番号 など
- 表示設定: 適切なフィールド名にチェックを入れ、必要に応じてフィールド名を調整
設定が終わったら [保存] をクリックします。
Step 4:[保存] → [アプリを公開]
画面右上の[保存] をクリックし、続けて [アプリを公開] を選択して完了です。
これで、注文管理アプリ上で顧客IDを入力すると、顧客情報を自動取得できるようになります!
3. まとめ
◎kintoneの「ルックアップ」機能を使えば、アプリ間の連携を簡単に実現できます。重複入力を減らし、情報の一元管理が可能になります。
営業支援パックなどのテンプレートをうまく活用し、自社の業務に合わせてアプリを最適化していきましょう!
kintone活用に関するご相談もお気軽にどうぞ!